【 2016年11月4日(金) 晴 】
紅葉に気をとられて上ばっかり見ていて
足元のオモチロイものを見逃しがちな季節です。
そんな油山で、ボランティアさんがオモチロイものの写真を見てくれました!

(10/30)

(11/4)
上の白いのも、下の黒いのも、どちらも
スッポンタケというキノコです。
センター職員もなかなか行けない(行かない)油山の山頂付近で発見し、
写真を撮って見せに来てくれました!
キノコの先端部(傘)は白色~淡黄色で、網目状の隆起があり
表面に「グレバ」という悪臭を放つ粘液をまといます。
このグレバを洗い流し、ゆがいて水にさらしてから中華風スープにすると美味しいとか、なんとか・・・。(山と渓谷社『日本のきのこ』)
幼菌(柄と傘が伸びる前の状態)を切ってみると・・・こんな感じ!!!


中心部から、
柄→傘(グレバ含む)→坪→表皮という具合に詰まっています。
坪(透明に見える部分)はゼラチン状で触るとプルップルです。
(切断写真は、去年のキノコ観察会でのものです。)
キノコの中でも特に不思議なキノコ
スッポンタケでした。
油山にはいくつかボランティアグループがあり、
それぞれ得意な分野で活躍してもらっています。
なかなか見回りができない時期や行けない場所の生きもの情報は
ボランティアさんがいなければ得ることはできません!
いつもありがとうございます。
\油山の写真はinstagramで!/----------◆
油山の紅葉◆----------
中央広場:落葉始め
もみじ谷:色づき始め
-------------------------------------
写真:ボランティアMさん、文章:sun