【 2016年5月13日(金) 晴/曇 】

日々新緑がもりもりと育っている油山。
木々や野鳥も見どころいっぱいですが、昆虫たちもたくさん出てきましたよ!

▲お食事中の
テントウムシに出会いました。
かわいくて草食なイメージのテントウムシですが、実は肉食系です。
幼虫も成虫もアブラムシを食べます。
(写真でテントウムシに捕まえられている緑色のがアブラムシです。)

▲こちらもお食事(吸蜜)中の
ヒメウラナミジャノメジャノメチョウの仲間。
翅に蛇の目に似た模様をつけて、全体的に茶色からグレーなので
身近な場所でもよく見かけますが、蛾(ガ)だと思われていることが多いです。
が、実はアサギマダラやオオムラサキと同じタテハチョウ科のグループです。

▲べっこう細工のような
ヤマトシリアゲ名前の通り、サソリのようにお尻がくるっと丸まって上にあがっている虫です。
5~9月に出現しますが、前半は写真のように黒っぽい色、
後半になるとべっこう飴のように透き通った薄茶色になります。
お尻はサソリに似ていますが、毒はないので手にのせてよ~く観察してみてください。

▲
トゲアリ山の中でよく見るムネアカオオアリに似ていますが、背中にとてもかっこいいトゲ状の突起があります。
油山でも最近注目され始めました。
そしてこのアリは土の中ではなく、木に空いた穴を利用して巣にします。
その巣をボランティアさんが見つけて教えてくれました。

▲トゲアリの巣
木の高いところの穴から出入りしているので近寄って写真が撮れませんでした。
◇最近見かける虫さん◇アゲハチョウ、アオスジアゲハ、ジャコウアゲハ、キタキチョウ、カワトンボ、ニワハンミョウ、オサムシの仲間、ジョウカイボン、コメツキムシの仲間、オトシブミの仲間、ハムシ色々、ゾウムシ色々、オオスズメバチ、アシナガバチ、コマルハナバチ、ガガンボの仲間、ハナアブの仲間、ナナフシの子ども、ハルゼミの声、カメムシの仲間の幼虫 などなど
※油山の虫さんは、みんなのお家に連れて帰ることができません。森の中で観察するために虫かごに入れることはOKですが、
森から帰る時にはできるだけもといた場所と同じような環境に放してあげてくださいね。
何の虫か分からない・・・
この虫はどんなものを食べるんだろう・・・
この虫は大きくなったらどんな姿になるんだろう・・・
など
疑問に思ったことがあれば
自然観察センターに聞きに来てくださいね!
実物を連れてくるか、いろんな方向から撮った写真があると調べやすいです。
\油山の写真は…instagramへ!/(←リンクが開きます。閲覧のみは登録不要です。)
sun