【 2014年12月28日(日) 晴 】
あれよあれよという間にすっかり年末。
自然観察センターは明日から年末年始のお休みに入らせていただきます。
ということで、ちょっとおめでたい植物たちをご紹介。

▲アカマツの葉(左)とマツボックリ(右)
「松竹梅」とお正月に限らず何かとありがたがられるマツ(松)。
油山にはアカマツ群落があり、松枯れが急速に進む中、珍しくなってきています。

▲ユズリハ(譲葉)
新しい葉が一人前に成長してから古い葉が落ちることから、
子孫が代々続く(子孫繁栄)ようにとお正月のしめ飾りにも使われます。

▲ウラジロ(裏白)
古い葉の間から新葉を勢いよく出す様子に家の繁栄を願うことと、
文字通りの葉の裏の白さに後ろ暗いことがないようにという願いを込めて正月飾りや鏡餅の飾りに使われます。

▲ロウバイ(蝋梅)
ウメ(梅)はまだまだかた~く小さい蕾なので、油山で作るお正月飾りにはこのロウバイを使います。
そんな師走の森を、今日は朝から大軍団で飛び回ってる集団がいます。

「イカル」です!
センターの前の木にちょうどとまってくれました。
『イカルのなる木』ですね♪

望遠鏡から覗いてみるとこんな感じ。
嘴(くちばし)がぶっとくて黄色、頭には黒い頭巾をかぶっています。
暖かいと冬でも「お菊二十四~♪」とも聞こえる口笛のように澄んだ声で鳴いてくれます。

秋の名残の紅葉もまだちらほら残っています。
明日12/29~1/3まで自然観察センターは休館になりますが、
油山市民の森・自然観察の森はご利用いただけます。
駐車場から上がってすぐの市民の森管理事務所にはスタッフがいますので、
何かのお問合せの際には下記までご連絡下さい。
市民の森管理事務所(TEL:092-871-6969)
2014年もご利用・応援ありがとうございました。
新年は1月4日(日)から開館いたします!
みなさま良いお年をお迎えください。
油山自然観察センター スタッフ一同