【 2014年12月10日(水) 晴 】
先日、行事としてのリースづくりは終わりましたが、
自然観察センターでは開館日はいつでもリースづくりができます!!!
そんなリースの材料に人気の冬の木の実をご紹介します。
◆ヒマラヤスギ(ヒマラヤシーダー)◆
明治時代のはじめに日本に持ってこられたマツの仲間の木。ヒマラヤ~アフガニスタン原産。

右の写真が雄花(花粉を出すための花)
左の写真のトトロみたいなのが種が入っている「から」で、マツボックリと同じはたらきのもの。
今ごろから、実のいちばん下の部分が開いて1枚ずつ地面に落ちていき、
さいごに一番上の部分がバラの花のようなかたまりのまま落ちてきます!

それをリースにつけるとこんな感じ。とっても上品かつ存在感があります。
油山では木自体が少なく、常に準備できるほどの量はとれません。
ご自分で探してみて、見つかったらラッキー☆
◆スギ◆
名前を聞くのも嫌だ!という人も多いのではないでしょうか。
毎年大量の花粉で困らされるスギも、今の時期はまだ実とつぼみの状態です。

左の写真がスギの種が入ったから。トゲトゲで愛嬌があります。
右の写真が雄花!!!
今はまだかたく花粉は出していません。この花の1つ1つがもっと膨らんでオレンジ色になると準備OK!
雄花は枝の先端にまとまってつくので、花粉飛散準備OK!なスギの木を外側から見ると、
緑ではなく、オレンジ色に見えます。
油山では木から花粉が飛んでいく瞬間の様子も見ることができます。
興味があればお越しください。
◆コウヨウザン◆
リース材料のいちばん人気がこのコウヨウザン!

花のような形といい、適度な大きさといい、リースにつけてもらうために生まれてきたようなもの!
・・・というくらいみなさん大好きです。笑

中国・台湾原産のスギの仲間の木です。
例年なら11月の終わりごろから実が落ち始めるのですが、
今年は12月に入ってもまだ木の枝にぶりぶりと実をつけたままです。
強風の翌日なんかに少し落ちることはあるんですが、
本格的に落ちないとちょっと在庫が危なめです。
◆ヒノキ◆
建材として有名なヒノキ。
もちろんこいつにも花は咲くし、実もなります。
この実がちょっとオモチロイ♪

よ~~~く見てみると、何かに似ていると思いませんか???
・・・
そうです!サッカーボールです!
実の直径は1センチほどですが、落ち始めると足の踏み場もないほどびっしりと落ちるので
思いのほか一気にたくさん拾えます。
小さいのでリースにつけるのもちょっと大変ですが、実はアクセントにとってもかわいいのです!
ヒノキの実が落ちるのはこれからです。
実は今日ご紹介した木の実たちは、市民の森の駐車場から自然観察センターまでの
徒歩約5分くらいで全部見ることができます!
実は森には冬にも色々な木の実が落ちています!
油山で見つけて分からない木の実があったら、ぜひ自然観察センターで調べてみてくださいね♪
sun