【 2014年5月30日(金) 晴 】
こんにちは。
自然観察センター さんちゃんです~nnn(o・ω・)
すでに夏のような暑さですね。
でも、油山の森の中は街中よりもちょっぴり涼しくて、ひんやりと爽やかな風が吹いています。
そんな油山の花たちは、暑さに負けずたくさんの花を咲かせています。
そんな花の作戦にまんまとひっかかった虫さんを見つけました。
★カラスアゲハ

へんてこりんな形のノアザミの花に上手にとまって、写真では分かりませんが花にとまっていても翅は動かし続けています。
そして、ストローのように長い口を花にさして吸蜜をしています。
口とあしは同じ黒色ですが、どれが口だか分かりますか?

カラスアゲハの特徴のひとつが、表の翅の色です。(翅を閉じたときに見えない方が表)
角度によって青~紫に見えます。なので、飛んでいてもこの色が見えれば他の黒色のアゲハチョウの仲間とは区別できます。
しかし、こんなに青いカラスアゲハはめったに見ることができません!
★イシガケチョウ

ネジキの花で吸蜜中のイシガケチョウを見つけたのですが、どこにいるか分かりますか?
こちらは、先ほどのカラスアゲハとは違い、花にぶら下がるようにとまり、とまっている間は翅をピクリとも動かしませんでした。
よ~く見ると翅には手書きで引いたよな細い線がクロスした繊細な模様があります。
低木の葉っぱや地面にもとまることがあるので、「白い蝶は全部モンシロチョウだ」と思わずに
翅の模様をよ~く見てみてくださいね!
★アケビコノハ

蝶たちの幼虫時代の姿は・・・そう、イモムシ・ケムシです。
「アケビコノハ」の幼虫はこのポーズがお気に入りです。
背中の模様、なんだか大きな目玉に見えませんか?
模様とポーズを組み合わせることによって、「大きくて強いぞ!」とメッセージを発して
敵に食べられにくいようにという作戦です。
名前の通り、アケビの茎にいることが多いので、見つけたら本物の目を探してみてください。
お出かけの時には『長そで・長ズボン・帽子・水筒・タオル』をお忘れなく!