【 2013年3月11日(火) 晴 】
こんにちは。
自然観察センター さんちゃんです~nnn(o・ω・)
生きものがぐんぐん増えて、わっくわくの油山。
今日は、そんな春の森の豆知識を紹介します。
その1*「ヒサカキ」のオスとメスウメ・ジンチョウゲと並んで香りが強い花TOP3のヒサカキ。
オスの花(雄花)とメスの花(雌花)が別の木に咲く「雌雄異株」の植物です。
つまり、ある木には雄花だけ…隣の木には雌花だけ、ということ。

【左】雄花→花弁は外側まで開かず、おちょぼ口の形
【右】雌花→花弁が外側までぴらっと開いて、まさに「お花」という形。先端はピンク色の模様が入ることがある。
◎ちなみに、どちらの花からもあの強烈な香りはします。みなさんはどんな香りに似ていると思いますか?
その2*「ギシギシ」と「スイバ」誰もが一度は口にしたことがある?!葉っぱだと思います。笑
花が咲くころにはどっちがどっちかこんがらがっちゃうけど、
ロゼットから立ち上がる今の時期は、違いが一目瞭然!

【左】ギシギシ→葉の幅が広くて、しわしわ、縁が波打つ
【右】スイバ→葉は細長く、表面はなめらか、茎と葉の境目(基部)は矢じり型
◎ちなみに、どちらも酸っぱい味はします!
その3*「ヒメツチハンミョウ」の毒!春になるとどこからかはい出てくる、メタリックな瑠璃色でとってもきれいな虫。
思わず手にとりたくなりますが、そこはご注意!
こいつは危険を感じると脚の節から、どうにかしてカンタリジンという毒の成分を出します。

ちょっと、見にくいですが…
左前脚がちょうど直角に曲がるあたりから、オレンジいろの丸いのが出ているのが、その毒です。
◎人間でも、触るとかぶれることがあるので、なるべく触らないようにしたほうが良いと思います。