【 2012年7月20日(金) 晴 】
こんにちは。
観察センターのさんちゃんです。
コロコロ変わるお天気にも、いきなり真夏のような暑さにも負けずに
油山の生きもの達は今日も元気です!
ツユクサが目立つようになりました。
もりもりと茂った緑のなかに、きれいな青色の花がとても爽やかです。

昔は花の青色を染物の材料として使ったり、
全草を下痢止めや解熱などの生薬としても使っていたようです。
この花の名前の由来はいくつかあります。
①ツユクサは、朝咲いた花が昼にはしぼんでしまいます。
このことから、朝露のようにはかない花として「露草(ツユクサ)」という名前がついたとされる説。
英名の「Dayflower」もその日のうちにしぼむ花という意味です。
②古くからは万葉集などの和歌集に「つきくさ(月草、着き草)」として多く詠まれていたそうです。
それが転じて「ツユクサ」になったという説。
また、蛍草・藍草・青草・帽子花(ぼうしばな)・鴨跖草(おうせきそう)など
たくさんの別名を持っています。
俳句では秋の季語として使われます。
昔から人びとの暮らしに根付いた花なんですね。