【 2014年10月16日(木) 晴 】
台風19号が過ぎ、めっきり秋らしいひんやりとした空気になりました。
そんな中、今日は2つの小学校と1つの保育園が油山に遠足に来てくれました。
この時期、平日は遠足の子ども達でにぎわう油山です。
そんな子ども達を悩ませる”いたずら小僧”が森の「くっつきむし」たちです。
今日はちょこっとご紹介したいと思います。

▲ヌスビトハギ(盗人萩)
2つで1センチほどの大きさ。くっつきやすく、はがしやすい。
くっつけて遊ぶのに最適☆
ちょっと湿ったところに生えているよ!
盗人=どろぼう の足跡に似た形の種をしていることが名前の由来だそうです。

▲キンミズヒキ(金水引)
1つ0.5センチくらいの大きさ。くっつきにくく、はがしやすい。
少し暗めの森の中に生えているよ!
夏には金色にも見える鮮やかな黄色の花を咲かせるよ。

▲イノコズチの仲間(猪子槌)
くっつきにくい。
つぼんだ花のような形の実がお尻を上向きにして茎に並んでつくよ。
茎のふくれた茶色い節の部分がイノシシのかかと(槌)に似ているというのが名前の由来。

▲チヂミザサ(縮み笹)
とてもくっつきやすく、とってもはがしにくい。
葉っぱが笹に似ていて、ふちが縮んでいるのが名前の由来。
油山には森中にたくさん生えているよ!
種の先に、ねばねばした毛がついていて、ちょっと触っただけですぐにくっつきます。

▲ササクサ(笹草)
とってもくっつきやすく、とってもはがしにくい。
葉っぱが笹の葉に似ていることが名前の由来。
油山では、少し暗い森にたくさん生えているよ!
草丈が40~80センチと大きく、道にはみ出してくるため、いちばんくっつきやすいのはコイツ!
しかも、種の先の部分がとても鋭く、服についたらどんどん奥に刺さってしまう。

今日紹介したくっつきむしで、「チヂミザサ」と「ササクサ」は、とってもはがしにくくて厄介なので要注意です!
ジャージなんてはいて、ちょっと草むらに入ろうものなら・・・一瞬でくっつきむしまつりです。
なるべくツルツルの服装がオススメですよ!
自然観察センター さんちゃんnnn(o・ω・)