【 2012年10月16日(火) 晴 】
自然観察センターの小川です。
今日はよく晴れて、歩くと汗をかくくらいの陽気です。
中央広場のモミジバフウが、だいぶ色づいてきました。
イチョウの黄葉もきれいです。

紅葉や黄葉は、おもに落葉樹に見られます。
葉っぱにはもともと、緑と黄色の色素が備わっていますが、緑の色素
の方が多いので、ふつう葉っぱは緑色に見えます。
秋になって気温が下がると、緑の色素は分解され黄色が目立つように
なってきます。これがイチョウなどにみられる「黄葉」です。
また、落葉樹は冬にそなえて葉を落とすため、葉っぱの付け根に壁が
できます。葉っぱで作られる栄養は、その壁に阻まれ枝や幹に移動する
ことができずどんどん葉っぱにたまっていき、葉が「栄養でいっぱい状
態」になると赤い色素が作られます。これがモミジなどの「紅葉」です。
紅葉・黄葉についてはまだ解明されていないことも多いようです。
ただし、紅葉が澄んだ秋空によく似合うことは…間違いありませんね!